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便意を我慢することで本当に便秘になってしまう

現代人は、便秘に悩む人が多いですね。特に、若い女性に多いのが「習慣性便秘」で、これはトイレを我慢しているうちに、次第に便意を感じにくくなるというものです。
通常、便が直腸にたまると、その刺激が脳に伝わって、便意を催します。ところが、時間に追、われてトイレに行く余裕がなかったり、あるいは外出先のトイレを使いたくなどの理由で便意を我慢していると、直腸の緊張が低下して、多少の刺激では便意が起こらなくなってしまうんですね。

すぐにトイレに行けないような仕事、例えばスチュワーデスや受け付けなどをしている女性に多く見られます。また、ストレス社会を反映して、近年、増えているのが、過敏性腸症候群です。脳と腸管の神経は自律神経を介してつながっていますから、脳で考えることに腸はすぐ反応しますし、また脳のほうも腸の変化を敏感にキャッチします。両者の柑関係は密接で、「腸は脳の一部である」という専門家もいるくらいです。

過敏性腸症候群は、便秘や下痢あるいはそれらを交互に繰り返すのが特徴です。
一般に、男性は下痢型、女性は便秘型が多いですね。もしウサギ糞のようなコロコロ便があるようなら、ストレスが原因と考えてまず間違いありません。会社に行っているときは症状が強く、休日になると軽快するという人も、よく見かけます。
便秘の人はつい、市販の便秘薬に頼りがちですが、中には間違った使い方をしている人も少なくないようです。例えば、初めは適量をのんでいたが、だんだん効かなくなって量が増え、ついには1日に何十錠ものむようになったという女性もいました。
また、ダイエット目的で便秘薬を使う女性もいます。別に便秘でもないのに、体重を少しでも減らしたい一心で薬をのみ始めたら、薬なしでは出なくなり、本当の便秘になってしまった。そんな女性もいました。
便秘薬には色々な種類がありますが、市販薬の場合は、いくつかの成分がミックスされているものがほとんどです。例えば、腸を刺激してぜん動運動を活発にする成分や水分を吸収して柔らかくする成分などですね。
これらの成分は、確かに便秘解消には有効ですが、使用し続けているうちに、服用量が次第に増え、薬を手放せなくなるという怖さが常につきまといます。

本来、私たちの体は胃の中に食物が入ると、それに連動して腸のぜん動運動も起こってきます。これを「胃・結腸反射」といいます。ところが、長期間、薬の力で強引に腸を動かせていると、こうした反射が鈍くなり、自力で便を排出することが難しくなるんですね。もちろん、便は何日も出さないよりは、便秘薬を使って排出したほうがいいでしょう。

しかし、ダラダラと長期間、連用するのはいけません。何日も便が出ず「お腹が苦しくてたまらないとか、旅行中に一過性の便秘になったときなどに、補助的に使うのが、便秘薬との正しいつきあい方といえます。

では、どうしたら便秘薬に頼らずに、自然な排便を取り戻せるのか。それには、やはり生活習慣を見直すことが一番です。まずはトイレの時間をしっかりと確保することからはじめます。

トイレに行ける時間を確保するたよいめにも、宵っ張りの朝寝止功を改め、朝早く起きるようにしてください。先にお話ししたように、腸は胃と連動して動きます。例えば、起床後に冷たい水をのむと腸が動き出すという人もいれば、リンゴやヨーグルトを食べると便意を催すという人もいます。何を食べれば腸が動いてくれるか、自分なりの方法を見つけてほしいですね。もちろん、便意を感じたら、我慢せず「すぐにトイレに直行することです。


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