睡眠中に善玉菌が増殖する夜ヨーグルトで腸内環境を整える
夜は腸内で乳酸菌が繁殖するのに最適!
私たちの体の諸機能は、私たちの意志とは関係なく、自律神経という神経によって、コントロールされています。自律神経は、緊張状態のときに優位になる交感神経と、リラックス状態のときに優位になる副交感神経という2 つの神経系続から成り立っています。
自律神経は、体の代謝にも深く関係しているため、自律神経のバランスがくずれると、やせにくく、太りやすい体質になります。よって、常に自律神経のバランスをよりよく保つことが、美しい体型を維持するためかぎの鍵なのです。
自律神経と特に深い関係のある器官が、腸です。腸内環境が整えられると、自律神経のバランスがよくなります。結果、基礎代謝も上がり、やせやすい体質になるのです。
反対に、腸の働きが衰えて慢性的な便秘の状態になると、腸内環境を乱す悪玉菌がふえ、老廃物の排出がうまくいかなくなります。
腸が汚れている状態が続くと、汚れた血液が全身へと運ばれていきます。汚れた血液には、毒素や腐敗物が含まれています。これらが脂質の代謝を妨げ、細胞の活性化をおさえてしまうのです。
腸をきれいな状態に保つためには、日ごろの食事内容が重要です。腸の健康のために、特にお勧めの食材が、ヨーグルトです。
ヨーグルトには、腸内環境を整える乳酸菌が、豊富に含まれています。この乳酸菌の効果を最大限に高めるには、夜、就寝前にとるのがいいでしょう。就寝前に食べると、乳酸菌が排泄されないで、長時問腸の中に滞在することになります。その結果、善玉菌が繁殖してふえ、より腸を活性化させてくれるといえるでしょう。加えて、就寝中は腸内の温度が上がり、乳酸菌が繁殖するための適温になるので、その点からいっても、就寝前の摂取がいちばんいいのです。
便秘や冷え症、不眠、疲労感も解消!
ヨーグルトは消化、吸収にすぐれた食品なので、就寝前に食べても胃腸には負担がかかりません。ヨーグルトは、無糖、もしくは低糖のものを選んでください。
また、固形のものより液状のもののほうが消化がいいので、ドリンクタイプのヨーグルトが最適です。ただし、就寝前に冷たいものを飲むと腸が冷えてしまいます。飲む数分前にヨーグルトを冷蔵庫から出しておき、常温に戻してから摂取するようにしましょう。
腸の健康を保つためには、もちろん、他の食事内容も重要です。3食きちんととるようにし、朝3、昼5、夜2の割合になるようにしてください。
そして、1日に2L以上の常温の水を飲むようにしましょう。
水分摂取は回数、温度、量にこだわる
入浴時は、ぬるめのお湯にゆっくりとつかり、湯ぶねの中でも1杯分、常温の水を飲むといいでしょう。
そして、入浴後にヨーグルトを摂取して、テレビを見たりして夜更かしせずに、すぐに寝てください。毎日、このような生活を続けることで、代謝が上がって脂肪が蓄積しにくい体になります。加えて、便秘や冷え症、不眠、疲労感なども解消し、心身ともに健康な体へと自然に変わっていくのです。
乳酸菌の働きを活性化しヨーグルトの便秘解消効果をアップさせる「塩ヨーグルト」
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